不動産用語集

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あいうえお
大壁【おおかべ】
柱を壁面内に納めた壁のこと。柱を面材やパネルで覆うように仕上げることを大壁構造と言い、筋交い・補強金物・配管設備・断熱材・遮音材などが挿入しやすいという利点があります。ただし、一度壁内部に湿気が入ると乾燥しにくいため、結露対策が必要となります。
オーバーハング【おーばーはんぐ】
上階が下階よりも張り出した構造を言います。張り出した部分はキャンティと呼ばれ、居室やベランダなどとして使用されます。
オープンキッチン【おーぷんきっちん】
ダイニングとひとつながりになっているキッチン。独立しておらず、仕切りがないのが特徴的。キッチンからダイニングやリビングが見渡せる反面、臭いや料理音が広がってしまうなどの要素もあります。
オープンハウス【おーぷんはうす】
新築または中古などの一戸建てやマンションで、自由に見学できるよう開放されている販売物件。一定の期間・時間で開放され、実物の住居を見ながら細部についても説明を受けることができます。
オール電化【おーるでんか】
住宅すべてのエネルギーを電気でまかなうこと。給湯、調理などの熱源もすべて電気機器を使用するため、火を使わず、燃焼による有害物質や水蒸気が発生しにくいとされています。
屋上緑化【おくじょうりょっか】
屋上へ人口的に土壌を設け、芝や樹木などを植えて緑化すること。ヒートアイランド現象の解決策として注目され、また技術の向上とコストの低減によって普及が増えはじめています。緑化のメリットとして挙げられるのは省エネ。屋上から室内への熱伝導が抑えられるため、冷暖房効率が上がり、エアコンの使用エネルギーが軽減されるとされています。
奥行【おくゆき】
建物や土地における前面道路の境界から反対側(奥)の境界までの距離。
乙区【おつく】
不動産登記簿で、所有権以外の権利(抵当権、地役権、賃借権など)について記載している部分。
おとり広告【おとりこうこく】
人を引き寄せるために、取引できない物件をさも取引しているかのように広告すること。架空の物件、売却済みの物件、取引の意思がない物件などが該当します。おとり広告は宅地建物取引業法に違反し、不動産公正取引協議会の不動産の表示に関する公正競争規約で禁止とされています。
踊り場【おどりば】
階段の途中に設けられた踏み板面積の広い段のこと。転落を防ぐ場所として、また小休止の場所として、階段の方向転換のためにもと、その役割は大きい。
親子扉【おやことびら】
両開きの扉で左右で大小が分かれているものを言います。
折り戸【おりど】
複数の戸を丁番などで連結し、開いたときに2枚、3枚と折りたためる戸のこと。開閉時にスペースをとられず、狭い場所に設置しても開口間口が大きい。食器棚やタンス、クローゼットなどによく見られます。
かきくけこ
解約手付【かいやくてつけ】
理由の内容にかかわらず売買契約を解除することができる措置。買主は売主に手付金を支払わなければならないのですが、契約の履行に着手する前に買主はこれを放棄することで、売主は手付金の2倍の額を支払うことで、何の義務を負わずに解約することができます。契約の履行とは、買主が内金として代金の一部を支払ったり、売主が登記準備をはじめたことなどが該当します。
価格査定【かかくさてい】
売却の依頼を受けた不動産業者が、売却物件の価格設定のために調査を行ったり、見込価格または評価価額を算出すること。見込価格または評価価額について不動産業者が意見を述べる場合、客観的根拠を提示することが宅地建物取引業法で義務づけられています。最終的な売却価格は売主が決定します。
化学物質過敏症【かがくぶっしつかびんしょう】
特定の化学物質に対して身体が過敏に反応するようになる症状。原因や症状に大きく個人差があるため、未解明な部分が多い。一般的には、ある化学物質を大量に接触・摂取したことによって、ごく微量の接触・摂取でも過敏に反応してしまうようになる。または、ある化学物質を長期間にわたって接触・摂取し続けることによって発症し、2度目以降にごく微量の接触・摂取でも過敏に反応する、とされています。シックハウス症候群は化学物質過敏症の一種と言われています。
隠れたる瑕疵【かくれたるかし】
売買契約を締結したときに、買主が知らなかった瑕疵、注意を払っていても発見できなかった瑕疵。「隠れたる瑕疵」があった場合、売主は「瑕疵担保責任」を負うものと民法で定められていて、買主は売主に損害賠償などの請求ができます。
瑕疵担保責任【かしたんぽせきにん】
購入または新築した住宅において引渡し時に瑕疵(欠陥)があった場合、一定の期間中に売主や施工会社が損害賠償や修繕などの責任を負うこと。これを「瑕疵担保責任」と言います。売買契約では瑕疵を知ってから1年以内であれば、売主に損害賠償または契約解除を求めることができます。建築を依頼した場合、引渡し後5年間は施工会社に修繕、補修などを求めることができます。
家事動線【かじどうせん】
炊事・洗濯・掃除など、家事をおこなうときの人の移動を線で示したもの。迂回などの無駄がなくシンプルな道線ほど、家事の効率が良いとされています。
瑕疵保証【かしほしょう】
瑕疵が発見されたときにそれによって生じた損失を補填することを、あらかじめ約束すること。不動産に瑕疵があった場合には、売主が買主に対して瑕疵担保責任を負うのが原則であるが、それを補完するために、第三者が、瑕疵により発生した一定の損害を負担する仕組みがある。これが瑕疵保証である。
荷重【かじゅう】
建物に加わる力のこと。
仮設工事【かせつこうじ】
建築工事のために、一時的に必要となる施設や設備を設ける工事。足場・養生・トイレ・用水などが仮説工事にあたります。
型板ガラス【かたいたがらす】
表面に細かな模様のある半透明なガラス。「よぞら」「かすみ」「げんろく」など、さまざまな模様があります。製造が中止されてしまったものもあり、今日では見られない模様も多くなりつつあります。主にトイレ、洗面、浴室などによく用いられます。
片流れ屋根【かたながれやね】
ある一定の方向にだけ傾斜する屋根。もっともシンプルな屋根の形状で、比較的簡易に建築できる山荘や物置などに多く見られますが、近ごろでは一般的な住宅にも採用されています。
勝手口【かってぐち】
主にキッチンの近くに設けられた出入口。勝手とは台所をあらわす言葉で、ゴミを外へと出すときなどに使用されことが多いです。「勝手」とは玄関とは別の出入口を総じてさすこともあります。
可動間仕切り【かどうまじきり】
移動できる間仕切り。必要に応じて設置したり、取り外しができたり、可変性のあるものなど、その種類はさまざま。ひとつの部屋をふたつにわけたり、リビングとひとつづきになった和室を独立させるなどがよく見られます。
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