不動産用語集

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かきくけこ
角地【かどち】
つながった2辺がともに道路に接している土地。指定の建ぺい率よりも10%多くすることができ、ひとつの道路に接している土地よりも広く建築することができます。道路に接している面が多いため開放性や利便性も良く、一般的に評価が高くなります。
金物【かなもの】
柱や梁などの建築材の接合部を結合・補強するためにつけられる金属製の接合部品。ボルトや釘、短冊、プレートなどを総称して呼びます。木造建築物において耐震性や強度を確保するために用いられます。
かぶり厚さ【かぶりあつさ】
鉄筋コンクリート構造の鉄筋からコンクリート表面までの厚みを「かぶり厚さ」と言います。建築基準法では耐久性確保のため、この厚みに規定が設けられています。厚みが薄いとコンクリートがひび割れやすく、ひび割れから水分が入り込むことによって鉄筋が錆び、耐久性が落ちます。かぶりを厚くすることでひび割れを防ぎ、錆びの対策となります。
壁式構造【かべしきこうぞう】
柱うあ梁を使わず、壁や床などの平面的な構造材のみで構成される構造。外力を壁や床で支える耐力壁が設けられるため空間設計に制限がありますが、柱や梁のないすっきりとした室内に仕上がります。ツーバイフォー工法も壁式構造のひとつ。
プレキャストコンクリート【ぷれきゃすとこんくりーと】
現場でコンクリートを打設するのではなく、あらかじめ工場で成型したコンクリートの面材。型枠に鉄筋を配し、鉄筋を打ってつくられます。プレキャストと略して呼ばれることもあります。
壁倍率【かべばいりつ】
地震や強風などの横の力に対して、壁が変形する面積の割合をあらわした数値のことを言います。壁倍率1の壁が1m変形した場合、同じ力を受けても壁倍率2の壁は50cmしか変形しません。倍率の高いものほど強い壁ということになります。基準となる壁倍率1は、厚さ15mm・幅90mmの木材を筋交いとした場合の壁とされています。
壁量【かべりょう】
建物に占める耐力壁の量(強度)をさします。建築基準法では、地震や風などの水平方向の力に耐えるため建物に必要な壁量が定められ、建築面積や階層などによって計算方法が規定されています。
框【かまち】
床の間や玄関など、段差のある床に取りつける化粧用の横木。障子やふすま、窓や扉などの建具の枠も框と呼ばれます。
鴨居【かもい】
障子・ふすま・引き戸などをはめこむための、上部に取りつける溝が彫られた横木。溝が一本の「一筋鴨居」、溝のない「無目鴨居」、欄間をはめ込むための「薄鴨居」などの種類があります。
ガラスブロック【がらすぶろっく 】
低圧の空気が封入されたガラスの直方体または立方体。通常のガラスより断熱性や遮音性にすぐれ、主に採光のために壁や床、天井などに設置されます。壁面に埋め込むなど、インテリアの要素として用いられることもあります。
カラ"ベスト【から"べすと】
屋根葺き材のひとつ。瓦よりも軽量で、なおかつ耐久性にすぐれています。アスベストが原料とされていましたが、近年ではアスベストを使わないカラーベストが主流となっています。コロニアルとも呼ばれています。
ガラリ【がらり】
並行または垂直に並べられた羽根板のこと。外からの視線と光を遮りながら通気できるようにするためのもので、主にドアや窓に設置されます。可動式と固定式があり、ドア全体に取りつけたものを「ガラリ戸」または「鎧戸」と呼びます。
仮囲い【かりがこい】
工事現場の周辺に設置する囲い。工事現場と外部を仕切り、外部への安全を配慮して用いられます。防音や盗難防止などの役割もあわせもち、シート状や鋼製のものなどがあります。
仮差押【かりさしおさえ】
債務者が返済を滞納するなどの事由によって財産状況の悪化が明らかな場合、債権者は裁判所に不動産など財産の売却を一時的に禁止することが申請できます。これを受けて裁判所が債務者に対して申請を執行することを仮差押と言います。
仮登記【かりとうき】
本登記を行う前に、登記の順位を保全するために行う予備登記。
瓦【かわら】
屋根葺き材のひとつ。粘土を釜で焼いたものが一般的ですが、セメントやスレート、金属などを原料とするものもあります。J形・F形・S形など形状にもさまざまな種類があります。
瓦葺き【かわらぶき】
瓦で屋根を葺くこと。土を用いての施工が多かったのですが、近ごろでは銅線や釘などで瓦をつなぎとめておく工法が多く見られます。
瓦屋根【かわらやね】
瓦で葺いた屋根。
環境共生住宅【かんきょうきょうせいじゅうたく】
環境への負荷を抑制するために、何らかの対策が導入されている住宅。たとえば、エネルギーの再生、省エネルギー、資源の再利用や廃棄物の削減などが該当します。(財)建築環境・省エネルギー機構が定める「環境共生住宅認定制度」の基準に適合すると、「環境共生住宅」と公示することが認められます。
乾式工法【かんしきこうほう 】
現場で水を使わずに仕上げを済ます工法。内外壁の仕上げや下地に、あらかじめ工場で生産された外壁材や合板などを用います。コンクリート工事などと違って現場で乾燥させる必要がないため、工期を短縮させることができます。
含水率【がんすいりつ】
木材に含まれる水分の比率。木材そのものの重量と含まれている水の重量が同じであるときに、含水率は100%となります。含水率が低い数字であるほど乾燥していることになり、強度も増していきます。建築用の木材には含水率の基準が設けられていて、構造材や内装材など使用する部材によって異なります。
完成保証【かんせいほしょう】
万が一、工事の途中で請負業者が倒産してしまったり、工事の継続が困難となった場合に代理の業者を斡旋して建築物を完成させる保証制度のこと。すべての請負会社が完成保証に対応しているわけではないので事前の確認が必要。工事着工からでないと認められなかったり、保証限度額が決まっていたりとその内容もさまざまあります。
関東間【かんとうま】
関東で用いられてきた日本の伝統家屋の基準寸法で、6尺(約181.2cm)を基準に柱と柱の間隔がとられた家屋のこと。(尺・寸は昭和33年に公式の単位から廃止されています)
監理【かんり】
設計図通りに建築物が完成するよう、工事の工程や計画通りに施工されているかを確認すること。設計者本人が監理することが多いが、プロの第三者に委託する方法もあります。
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