不動産用語集

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かきくけこ
蟻害【ぎがい】
シロアリに木材が食い荒らされることによって、建築物が歪んだり、傾くなどして不具合を生じること。特に住宅の大敵とされるイエシロアリは、湿潤な木材も乾燥した木材も問わずに食害し、繁殖も早いため被害が大きい傾向にあります。
企画型住宅【きかくがたじゅうたく】
あらかじめ内外装・設備の仕様や間取りなどに、いくかつのプランが用意されている住宅のこと。設計の自由度は低いけれど、1から建築するよりも設計士との打ち合わせや工期などが短くて済みます。
基礎【きそ】
建物の重さを地盤に伝えるための構造。基礎には直接基礎と杭基礎の2種類があります。
基礎パッキン【きそぱっきん】
基礎と土台の間にはさむ部材。樹脂製やゴム製が一般的。パッキンまたはパッキングとも言います。
基礎パッキング工法【きそぱっきんぐこうほう】
基礎と土台にすき間を設け、床下の通風・換気を促すために基礎パッキンを設置すること。基礎に換気口を設ける代わりに用いられる方法で、従来の床下換気よりも通風効果が高い反面、虫が入り込みやすいために防虫対策が必要となります。
既存不適格建築物【きぞんふてきかくけんちくぶつ】
法律や条例などの改正によって法規に適合しなくなった建築物を言います。違反建築物としない特例があり、現況のまま使用し続ける限りは除去などの是正命令の対象外となります。ただし、建替える際には改定後の法規に沿って設計・建築しなければなりません。
北側斜線制限【きたがわしゃせんせいげん】
建築用地の北側の日照や通風などを保護する規制で、ある一定の高さを超える北側の外壁を斜めにし、規定の範囲内に収めなければならないこと。第1種および第2種低層住居専用地域、第1種および第2種中高層住居専用地域に適用されます。
基本設計【きほんせっけい】
建築物の大まかな内容を決め、基本的な項目を描きあらわした図面。一般的に100分の1の平面図や立体図などを作成します。建築物のプラン提案や設計打ち合わせのために作成され、基本設計に基づいて細かな仕様を決めていきます。
気密工事【きみつこうじ】
気密フィルムや気密テープなどを用いて、建物の隙間を密閉する工事。断熱性を高めるとともに、天井・壁・床などの中の結露を防ぐためにおこなわれます。
逆梁工法【ぎゃくばりこうほう】
ラーメン構造において、通常天井の下を通す梁を天井の上に通す工法。梁が天井の下にある場合、梁が出っ張る形で室内に出てしまいます。これを避けるため、バルコニーの壁や二重床構造にするなどして天井の上に梁を通します。天井の凹凸が極めて少なく、家具のレイアウトにも制限が少なくなります。
CAD【きゃど】
Computer Aided Designの略称。コンピューターの支援による設計で、設計図の作成・修正の作業効率を飛躍的に高めたシステムです。建築確認申請図面の作成やパースの作図、3次元CADでは外観や内観のCGの作成も可能となり、導入が進んでいます。
キャンチ構造【きゃんち構造】
片持ち梁の構造。柱や壁に固定されるのは片側のみで、反対側の一端は宙に浮いている状態となります。上階で張り出している部分を「キャンチレバー」と呼ぶこともあります。
吸音材【きゅうおんざい】
音のエネルギーを吸収する建材。空気の振動が吸音材にぶつかることで熱エネルギーに変換されるという仕組みで、グラスウール・セルロース・ウレタンなどが代表的。繊維質や多孔質、ボードに合板などさまざまな種類があります。
Q値【きゅーち】
熱損失係数をあらわす値。熱損失係数とは、室内外の温度差が1℃あるとき、建物内部から外部へと漏れる熱量を数値で示したもの。床面積1uあたりで求められ、数値が小さいほど断熱性や気密性が高いことをあらわしています。
旧法上の借地権【きゅうほうじょうのしゃくちけん 】
借地借家法が施行された日(平成4年8月1日)より前に成立した借地権であって、旧借地法にもとづく借地権のこと。
共益費【きょうえきひ】
共同住宅などで、共用部の管理に充てられる費用。
境界(境界確定)【きょうかい(きょうかいかくてい)】
私法上の概念であり、土地の地番を区切る線をいう。「けいかい」と読むこともある。土地は、その表示登記に当たって筆に区分され地番が与えられるが、地番と地番の境が境界である。争いのある境界を確定するためには、判決により境界線を確定することを求める(境界画定訴訟)ことができる。また平成14(2006)年1月には、当事者の申請に基づき、筆界特定登記官が「筆界調査委員」に調査を依頼したうえで、その意見書をもとに境界を特定する制度(筆界特定制度)が創設された。
境界線【きょうかいせん】
隣接する地番の境目、地番と地番を区切る線を言います。
強化ガラス【きょうかがらす】
通常のガラスよりも強度を高めたガラス。305倍の強度を持ち、破損しても細かい粒状の破片となるため比較的人体への安全性もすぐれているとされています。
京間【きょうま】
関西から九州の一部地域で用いられてきた日本の伝統家屋の基準寸法で、6尺(約197cm)を基準に柱と柱の間隔がとられた家屋のこと。(尺・寸は昭和33年に公式の単位から廃止されています)
切妻屋根【きりづまやね】
屋根の形状の一種で、大棟から両側に傾いた勾配のある山形の屋根。横から見ると三角形の底辺がない、ごくごく一般的な形状とされています。
金属板葺き【きんぞくいたぶき】
金属板で屋根を葺くこと。亜鉛鉄板、銅板、アルミ板などが使用されます。軽量でコストも低く、複雑な形状でも加工しやすいなどの長所があります。
金属屋根【きんぞくやね】
金属板で葺いた屋根。素材はトタン・ブリキ・アルミ・銅などがあります
近隣商業地域【きんりんしょうぎょうちいき】
都市計画法で定められている用途地域のひとつ。近隣の住民に日用品の供給をおこなうことを主な目的とした商業施設の利便増進を図る地域。一定規模以上の映画館などは建設できず、住宅・店舗・小規模の工場などの建設が許可されています。
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